最終選考会
審査員
株式会社 コスモピア | 代表取締役 田子 みどり 氏(萩市出身) |
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彦六又十郎(古民家レストラン) | 代表 岡本 智之 氏 |
日本政策金融公庫 | 山口支店長 小川 泰 氏 |
萩山口信用金庫 | 萩支店長 嶋戸 幸啓 氏 |
審査結果
優秀賞 (2件、副賞各30万円)
〇渡部 裕臣氏
「厄介者「うに」を希望の「うに」に」
事業概要:海藻を食い荒らすウニを駆除するのではなく、野菜くずを使った畜養で商品化し、新規漁業就業者に対して経営安定化のための新たな事業モデルの一つとして確立させる。
〇土岐 ちづる氏
「萩の食材を使ったミールキットの製造・販売」
事業概要:女性の社会進出による共働き世代・子育て世帯・高齢者の方が増加する中で、簡単かつ時短となるミールキットの需要の向上、地域の雇用を創出する。併せて、萩の食材を活用することで、地産地消・地産他消へつなげる。
奨励賞 (2件、副賞10万円)
〇隅田 武志氏
「ドーナツ×観光×移住×6 次産業化 そして明神池・風穴を昔のような人気スポットへ」
事業概要:萩市にないドーナツカフェを笠山にて開業し、観光客誘致を目指す。また、「移住者誘致」「移住者支援」「6次産業化」の拠点とし、人々の支援・交流の場を提供する。
〇長岡 満江氏
「コインランドリーで心も島もリフレッシュ!!」
事業概要:布団や毛布など大物洗濯を島内でできるようにし、家事労働の経済的・肉体的・時間的負担を軽減するとともに、集配達や待ち時間による交流を利用し、地域の見守りとしての役割も担うことを目指す。
■アイデア部門■
優秀賞 (1件、市内共通商品券1万円分)
〇和田 大毅氏
「地場野菜を使った健康野菜スープからはじまる健康習慣」
事業概要:消費者の健康的な食生活の確保、また、萩市周辺の農業生産者より出てくる規格外野菜の積極的な取り扱いにより、生産者の収益改善を目指し、⾧期保存が可能な健康野菜スープの開発、レトルト販売を行う。
審査委員長 講評
田子 みどり 株式会社コスモピア代表取締役 / 女性創業応援やまぐち株式会社取締役
【一般部門優秀賞 渡部さん】
漁業のひっ迫した状況・課題に対し、身をもって感じていることから取り組む新事業であり、今後その課題解決となるようなビジネスになることを期待している。
【一般部門優秀賞 土岐さん】
萩の食材を生かし、萩ブランドを確立させることに関し、プレゼンの内容、資料が協議会の中で高く評価された。企業などと一緒になって進めていれば良いのではないかと思う。
【一般部門奨励賞 隅田さん】
既に事業を開始されており、SNS を活用したかなり柔軟な経営を評価した。また、今後の笠山周辺地域の活性化にも期待する。
【一般部門奨励賞の長岡さん】
自分の生活圏内の課題を自分で何とかしようという思いを評価した。土地の準備に関するハードルが高い部分もあるが、何とか実現できるように模索してほしい。
【アイデア部門優秀賞の和田さん】
萩野菜に関する課題は今までも話題になっているが、なかなか解決に至っていない。単体でビジネスをしていくには難しいところもあるため、様々な人とコラボし、事業を進めていければと思う。
【全体講評】
事業計画内の中でも特に資金計画については、事業を進めていく上で特に必要になってくる。
当ビジネスプランコンテストでは、特別協賛をされている萩山口信用金庫さんをはじめ萩商工会議所や商工会、萩ビズなどがバックアップしている。是非こうした支援機関の力を使って事業を進めていっていただければと思う。