福島 友美さん
「萩市の果物や野菜を使ったイタリアンジェラート店」
事業概要
事業概要:萩市小川地区にある平山台果樹団地にある果物や、須佐地域近辺の食材を使い、常時6種類のフレッシュなジェラートを提供する。
■応募した動機や経緯は何でしたか?
– 開業前、融資元を探していた時に萩山口信用金庫が協賛されているコンテストがあることを知りました。オープンを控えている時期でしたので応募することで宣伝になるのではないかと思って応募しました。
■評価されたところはどのようなところだとお考えですか?
– ひとつは地域で生産される果樹を使用するところだと思います。一年の半分くらいの期間、出荷している果樹園が近隣にいくつかあり、その果樹の新しい販売チャネルとして貢献するだけでなく、生産者の宣伝にも繋がるところが評価されたのだと思います。また、ジェラートですので、規格外品など市場に出せないものも使用でき、農家の利益率だけでなくフードロス削減の一助となるところも評価を受けたではないでしょうか。
■現在、事業の方はいかがでしょうか?当初プランどおりでしょうか?また、当初の想定より変化があればお教えください。
– プラン通りといえばプラン通りです。想定外というところでは、夏場は生産が追い付かないくらい売れました。また、当初よりカップ詰めしたものを須佐駅前のイカマルシェに卸す予定でしたが、開業後初めて迎えるGWでイカマルシェでの売れ行きが良く、メディアに扱われるなど多くの人に知ってもらえ、その後ホルンフェルスを見下ろせるつわぶきの館にも卸させていただくこととなりました。有難いことに、近隣の方から、道の駅にも卸してほしいというお声をいただけるようにもなりましたが、現状では生産が追い付いておらず、ニーズに応じるためには更なる設備投資が必要かなといったところです。
■萩市ビジネスプランコンテストに応募して良かったと思うことはありますか?
– 応募する1年前から、融資を受けるために事業計画書を何回も作っていましたので、コンテストでの事業計画書作りは苦労せず済んだのですが、最終審査では審査員の前でのプレゼンテーションがあり、今まで使ったことないソフトウェアでプレゼン資料を作るのが大変でした。しかしながら応募したからこそ得ることができた経験で、自身のスキルアップに繋がりとても良かったと思います。また、最終審査に進めたことで、市役所の方々に知ってもらえただけでなく、時事新聞にも掲載していただけたこと、更には受賞したことで、TV、SNSなどいくつかのメディアに扱ってもらえるようになり、多くの人に知ってもらえ、仕事の依頼に繋がるなど良い事だらけでした。
■今年の萩市ビジネスプランコンテストに応募される方に一言お願いいたします。
– 開業前でも、まだ開業の目途が立ってなくても、こんなビジネスをやってみたいというものがあれば、是非このコンテストを利用してほしいです。事業計画書の見直しもできますし、プレゼンを含め、審査を受けることで自信も付くと思います。事業をスタートすることもそうですが、実際に経営していくことは、苦手なこともやっていかなければならない時もあって大変なこともありますが、萩市ビジネスプランコンテストでの経験が必ず役に立ちます。何よりも、コンテストを通じて出会えた方々やコンテストによって知ってもらえた方々から応援してもらえるなど、良い事が広がっていきますので、このコンテストを是非有効利用していただけたらと思います。