2021年優秀賞 | 水田 亘 Wataru Mizuta

萩市ビジネスプランコンテスト

水田 亘さん

高齢者のすっきり地域生活を支援する 草刈り屋

水田 亘さん

事業概要

事業概要:高齢者世帯をターゲットに草刈り代行サービスを実施。医療法人とも連携し、メンタル不調などによる就労困難者の就労につなげ、地域活動支援として当該サービスの活用を促進する。

■応募した動機や経緯は何でしたか?

-心理士として高齢者関連の医療機関に勤めており、独居の方はもちろんですが、高齢者だけで生活をしているお宅の草刈りに多くの方が悩んでいることを知っていました。それはお住まいの方だけでなく、遠くにお住いの家族も帰省したとき草刈り作業に時間を取られるのも悩まれていて、医療機関と連携することで、地域課題に取り組みながらビジネスにもなるのではと考えました。ただ、自らで事業を起こした経験はもちろん経営に携わる仕事に就いていたわけではないので、起業には不安を感じていました。萩ビジネスプランコンテストでは、はぎビズさんと連携し伴走型支援を受けながら、起業に向けてのアドバイスを受けることができることをインターネットの情報で事前に知っていましたので、それだったら自分でも何とかやっていけるかもしれないと思い、意を決して応募しました。

■現在、事業の方はいかがでしょうか?当初プランどおりでしょうか?また、当初の想定より変化があればお教えください。

-のんびりとやっていると言いますか、顧客も徐々に増えつつも、目の前の事をこなしていくことで精一杯といった感じです。
予定通りではないところでは、顧客をもっと増やし、従業員を雇い、事業を安定化させるといったところで、課題としては市内の老人介護施設や訪問看護ステーションなどとの連携を進め、より多くの施設利用者さんと繋がることだと感じています。

■萩ビジネスプランコンテストに応募して良かったと思うことはありますか?

-色々とアドバイスを受けることができたのが良かったと思います。
初めての起業、経営ということで知らないことばかりで、特にお金の部分は、事細かに詰めていかなければならないこと、ビジョンなども大まかなものではなく、期日を設け具体的に構築し、それをわかりやすく言語化してくなど、審査に向けて資料の作成からプレゼンの準備まで、自分一人では絶対にそこまでやらないだろうなというところまで取り組めたことは、とても有意義だったと思います。

■今年の萩ビジネスプランコンテストに応募される方に一言お願いいたします。

-ビジコンもそうですし、はぎビズもですが、この萩にある素晴らしい資源だと感じています。
僕のようなビジネスに馴染みのない人には、何かを立ち上げるのにとても有難いものです。また、若者は少なくなっていますが、やりたい事はあるけど、何から取り組んだら良いのか、経営するのに何が大切なのかわからないといった若い人が安心してチャレンジできるよう是非活用してもらいたいなと思います。