2019優秀賞 | 坪屋 卓司 Takuji Tsuboya

萩市ビジネスプランコンテスト

緑の町株式会社(受賞時は村木果樹園株式会社)代表・坪屋 卓司さん

応募事業プランの名称 萩鶴江台ワイナリー Cascina紫福椿

緑の町株式会社 代表 坪屋 卓司さん

受賞された事業プラン

萩市ビジネスプランコンテスト2019で優秀賞に選ばれた「萩鶴江台ワイナリー」は、自然を生かした果樹園とワイナリーを作り、6次産業化にて、今までの萩にないモデルの自立した農業を確立し、就農者を増やして地元萩の持続可能性を高めていくことを目的とした事業プランです。

■坪屋さんが萩ビジネスプランコンテストに応募した動機は何でしたか?

先ずは(ビジネスプランコンテストの副賞の)賞金でした。というのも、この事業プランは、いつかは萩で自立した農業をと2010年に立てた10年計画にも関連していています。ワイナリーを作るにも、もちろん資金が必要で、賞金欲しさに応募しました。
また、1次審査通過したら、中小企業診断士などからアドバイスも頂けるようにもなっていたので、自分たちの立てた事業計画が更にブラッシュアップできるだろうとも期待していたところもあります。

■現在、事業の方はいかがでしょうか?当初プランどおりでしょうか?また、当初の想定より変化があればお教えください。

新型コロナウイルスの影響で当初プランどおりには進んでいません。事業スタートを1年シーズン遅らせました。コロナ禍により飲食店におけるアルコール消費量は減っており、日本酒もそうですが、ワインも家より飲食店で飲まれる方が多いもので、製造しても売れないのであればと、様子を見ました。結果的に、当初予定では赤字スタートからだったところ、スタートを遅らせたことで、黒字からスタートできそうという、良い想定外もあります。

■萩ビジネスプランコンテストに応募して良かったと思うことはありますか?

講師やアドバイザー、審査員などなど、色々な人と繋がりができたことです。また、新聞などメディアに取り上げてもらえるきっかけにもなりました。あと、日ごろ、大人数の前で話すことはないので、最終プレゼンでは貴重な経験をさせてもらえ、色々な意味で勉強できたことが、応募して良かったことですね。

■今年の萩ビジネスプランコンテストに応募される方に一言お願いいたします。

厳しい時代と言われていますが、困難に目を向けるよりも、可能性に目を向ければ、道は開かれると思います。ネガティブ思考でなく、一人ひとりの得意な分野や将来性を活かすことで良いことがあるのではないかと思います。